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zoom RSS 本を読んだ。『田村はまだか / 朝倉 かすみ』

<<   作成日時 : 2011/12/19 06:18   >>

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漠然と、登場人物の言葉づかいとか、設定とかで、男の人が書いた本なんだろうなぁ。
と思って読み終わったのですが、最後に作者を見てびっくり、女の人なんですね。
そして、北海道出身。今回の本の舞台。
へぇぇ〜って感じです。

深夜のバー。小学校クラス会の三次会。四十歳になる男女五人が友を待つ。大雪で列車が遅れ、クラス会に間に合わなかった「田村」を待つ。待ちながら各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たち。今の自分がこうなったのは、誰の影響なのだろう―。それにつけても田村はまだか?来いよ、田村。人生にあきらめを覚え始めた世代のある一夜を、軽快な文体で描きながらも、ラストには怒涛の感動が待ち受ける傑作。

バーのマスターと、田村を待つ男女5人の過去や現在が織り交ざりながら進んでいく設定は、とっても魅力的。
なのですが・・・。

あまりにも漠然とした表現が多く、かなりの部分が読者の想像力に任せられており、作者が伝えたかったことをちゃんと受け止められたかどうか怪しいです。

狙って省いた文章なのでしょうが、ちょっと何が言いたかったのかよくわからなかったなぁ〜。
本当に三次会(酩酊状態)での話を聞いているような感じがしました。

文中に何度も出てくる、「田村はまだか」というセリフ。
最初は、単純に田村はまだ来ないの?
という意味でつかわれているのですが、話が進むにつれ、田村という人物に、男女5人+マスターが自分の理想や夢、過去に失ってしまったもの、を重ね始め、最後には『田村』を『桃源郷』と置き換えてもいいのではないかな?というような、最初とはまるで違うニュアンスを持ったセリフに変わっていきます。

「桃源郷はまだか」

勝手に神聖化された田村という人物、どんな気持ちなんでしょうね?
変なところが気になっちゃいました。


田村はまだか
光文社
朝倉 かすみ

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鞄に二冊
2011/12/25 01:31

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
早速読んでくれて、ありがとうございました。
同世代で、共感できます。
同級生は、変わらないでいて欲しいなあと思うのです。
40才に近づいているころから、不思議と同級生と年に数回集まる事が多くなりました。他県に出ていた友達も戻って来るようになった。たぶん40才までは、同級生に負けないように突き進む事ができたんだと思うのです。40才位で先が見えてくるのでしょう。同級生はライバルから、友達へと戻るのではないでしょうか?
北海道は遠く・・・
2011/12/19 12:52
北海道は遠く…さん、こんにちは!
40才くらいでライバルでなくなりますか…。そういう意味では、アラフォーでも私はまだまだ気になっちゃいますねぇ〜。

それには、会社を辞めた時に、10年後には陶芸教室開きます。と言ったのに、ここ何年かは粘土に触っていない状態だから、焦りみたいなのがあるのかもしれませんね。
友達は現役でずーっと働いているのに、私は…みたいな

いずれはこんなこだわり、なくなっちゃうんですかね〜。なくなったら楽だろうなぁ〜。
nagomi
2011/12/19 14:02

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